契約電力について

一般家庭と異なり、工場や病院・ホテル等の事業所では「業務用電力」や「産業用電力」といったタイプの電気の契約をしていることがほとんどです。
また、業務用電力や産業用電力では、季節や時間帯によって使用量が上下することが多いため、「季時別電力」といった契約形態のこともあります。
例として九州電力の契約プランを見ていきましょう。
・業務用電力A
標準電圧6000Vの場合・・・基本料金は2046円/kW、従量料金は夏季12.99円/kW、夏季以外12.06円/kW

基本的に(契約電圧の基本料金×1年間に使った最も多いkW数)が翌年の基本料金になります。

季時別電力とは

季時別電力とは、季節や時間に応じて従量料金の変動がある料金プランです。「ピーク」:夏季(7月1日~9月30日)の13~16時の間「夏季昼間」:夏季の8~13時、16~22時
「その他季昼間」その他季(1月1日~6月30日、10月1日~12月31日)の8~13時、16~22時
「夜間」:22時~8時 ※日曜・祝日、1月2日~3日、4月30日~5月2日、12月30日~31日は終日夜間扱い
のように4種類の従量料金が定められます。
ピーク時は夜間の約1.8倍の料金となるため、主に夜間に多く電気を使う事業者が選択します。
九州電力の業務用季時別電力Aの場合、
標準電圧6000Vの場合・・・基本料金2046円/kWで変わりませんが、
従量料金はピーク時・・16.95円、夏季昼間・・14.48円、その他季昼間・・13.53円、夜間・・9.06円となり、夜間に多く電気を使う場合は業務用電力Aよりもかなり割安になります。
料金プランを熟知していないと、思いのほか電気料金が高額になることもありますので注意しましょう。

標準電圧が高圧なのはなぜ?

6000Vは、発電所で作られた電気が二次変電所を経由して電柱まで来た時の電圧になります。
(100Vや200Vは、電柱上の変圧器で変換されます)
発電所(220000~500000V)→一次変電所(220000V・500000V→60000V)→配電用変電所(22000V→6000V)→電柱
業務用電力や産業用電力を契約する場合、「受変電設備」を設置して受電するため、
受変電設備までの電圧は高くてもよいのです。
受変電設備に届いた電気は100Vや200Vなどに、必要な電圧に変換され事業所に供給されます。
この受変電設備で受電する電圧が契約の際の標準電圧になります。

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