費用シミュレーション
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LPガス発電機による電力ピークカットの導入シミュレーション
発電機導入による電力ピークカットを行った際の電気料金を試算してみます。具体的な例として、契約電力150kWの事業所がLPガス発電機を導入し、70kWの超過分をピークカットして契約電力を80kWにしたと仮定します。
80kWから150kWまでの超過分(年間42,000kWh)の電力はLPガス発電機により供給するので、電力会社から電気を買わなくてよくなった分、発電機の燃料であるガス代がかかってきますが、ピークカットにより契約電力自体が大きく下がるため、実質的には年間の電気料金を大幅に削減することができます。
更に、リース契約で非常用発電機の導入をすることで、懸念されやすい多額の初期投資が不要となり、月々の支払いも経費として処理できます。リース料金と電気料金削減分の差額次第で、実質的に非常に低コストで非常用発電機を導入することも可能です。
前提条件
・基本料金 1,800円/kW
・電力使用量(従量料金)17円/kWh
・ガス料金 250円/㎥
電力ピークカット導入前
年間電気基本契約料金 : ピーク電気使用量 × 基本料金 × 12ヵ月
150kW × 1,800 × 12 = 3,240,000円
年間電気使用料金 : 電気使用量 × 電力使用料(17円/kWh)
195,600kWh × 17 = 3,325,200円
年間電気料金の合計 : 6,565,200円
電力ピークカット導入後
年間電気基本契約料金 : ピーク電気使用量 × 基本料金 × 12ヵ月
80kW × 1,800 × 12 = 1,728,000円
年間電気使用料金 : 電気使用量 × 電力使用料(17円/kWh)
153,600kWh × 17 = 2,611,200円
年間ガス使用料金 : ガス料金(基本料金込み) × ガス使用量
250円/㎥ × 6180㎥ = 1,545,000円
※ ガス発電機の年間運転時間を600時間、ガス消費量を10.3㎥/hとして計算
年間電気・ガス料金の合計 : 5,884,200円
電力ピークカットによって削減できる年間電気料金
6,565,200円 – 5,884,200円 = 681,000円
150kW | 80kW | 差額 | |
---|---|---|---|
基本料金(年額) | ¥ 3,240,000 | ¥ 1,728,000 | ▲ ¥ 1,512,000 |
電気料金(年額) | ¥ 3,325,200 | ¥ 2,611,200 | ▲ ¥ 714,000 |
LPガス料金(250円/㎥) | - | ¥ 1,545,000 | ¥ 1,545,000 |
電力ピークカット導入によるメリット | ▲ ¥ 681,000 |
※80kWを超えるピーク電力の使用期間計算方法(夏冬合わせて6か月、1日8時間操業)(80kW × 3時間 + 150kW × 5時間)× 20日/1ヵ月